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SPECIAL INTERVIEWスペシャルインタビュー

営業管掌 森 利道 / CCO 石渡 太輔 / CTO 安部 秀之

「GUILTY GEAR」「BLAZBLUE」を制作し、アークシステムワークスの発展を支えた3名に内定者がインタビュー。
なぜゲームクリエイターを志したのか、そして会社で働くために大切にしている事など、幅広く語って頂きました!

Q ゲームクリエイターになりたいと思ったきっかけは
なんですか?

石渡僕は絵も書きたいし漫画も書きたいしお話も作りたいし音楽も作りたいしゲームも作りたい、その中で何をやるべきか悩んでたんですけど、全部できそうなのはゲームかなって思ってゲームの専門学校に行くことにしました。

安部子供の頃おもちゃ屋さんになりたくて、単純に自分がおもちゃでいっぱい遊びたいっていうだけだったんですけど。
大人になってくるとなんかものづくりが楽しそうだなっていう感じになっていて。
その中で一番良くゲームをプレイしてたからっていうだけです。

石渡おもちゃ屋さんになりたかったっていうのは初耳だった(笑)。

『FINAL FANTASY Ⅲ』をやってゲームが作りたい、ゲーム業界に入りたいって思いました。
僕は中二病だったので自分が主人公になりたかったんですよ。
自分が主人公になれるのは当時ゲームだけだったんですよ。
それで世界を回って物語を紡いでいけるからゲームが作りたいって思ったんです。

「人間関係って大事だな」
って分かった

「GUILTY GEAR」シリーズ第一作目

Q 学生時代の経験で
今の仕事に活きていることはなんですか?

沢山あるんですけど、一番大事なのは友達です。

石渡専門学校の時、共同制作っていうのが授業の中にあって皆で物を作るんですけどそれが結果的に全然うまく行かなかった。そこで「人間関係って大事だな」ってわかりました。

全く同じです。

安部僕は学生時代に「ゲームを作りたい」って意思がなかったんですよ。ゲーム制作の為にプログラマになりたいと思ってから英語とか数学とか物理とかやらなきゃと思ってようやく勉強するようになりましたね。
だから逆に学生時代に目的意識を持たないとダメなんだなっていうことがわかりました。

Q 様々な仕事をされたと思うのですが、
一番記憶に残っている仕事はなんですか?

昔、「GUILTY GEAR X」を作っている時に、どっかの誰かに必殺技のリテイクを12、3回受けて、2、3ヶ月それを一人でやってたんですがその時はリテイクを出してる奴を「……○してやろうかな」と思ったのが一番記憶に残っていますね(笑)。

石渡悪い奴だなー(棒)。

まったくだよ!!!

一同(笑)。

石渡どの現場も記憶に残っていますが一番最初の「GUILTY GEAR」を作った時はこれはゲーム開発なんだって実感しながらやってました。あとは「GUILTY GEAR 2」を作っている時に、想像よりすげー時間がかかった。
それまで順調に作ってきたつもりだったのに全然ゴールに辿り着かなかったので、そういう意味で非常に思い出深いですね。

安部初めて家庭用ゲームに携わったのが「GUILTY GEAR」だったので、専門学校生で先輩もいないし、
インターネットで調べるという手順もない環境で、いきなり格闘ゲームを作らなきゃいけないっていうプレッシャーがすごく記憶に残っています。

石渡そんなふうには見えなかったけどなぁ。

安部最悪逃げ出さなきゃって思いました。

石渡(笑)。

安部でもそういう山がこの先いっぱいあると思うんですけど、今は乗り越えられてよかったなと思っているので、簡単に諦めちゃいけないですね。

Q 皆様にとってアークシステムワークスはどんな会社ですか?

なんでもやれるから楽しいです。飽きないですね。

石渡そうだね。飽きないし楽しいですね。

自分も他人もお客さんも楽しませる会社だなと思ってます。例えばラーメン屋さんが「ラーメン嫌いだ」って言いながら作ったラーメンって食べたい?って思うんですよ。
本当に情熱をもって「これは美味しいんだ!」って思っている人の料理からはそういった感情が伝わってきます。それってゲームでも同じだと思います。
たまにゲームやってて「これ作った奴は本当に好きで作ってるんだな!」っていうのが伝わってきますね。

人を楽しませるなら
自分たちも

Q 仕事をする上での心構えについて教えてください。

社長はあまり怒らせないように気をつける(笑)。
それは冗談で、チーム内の人が何やってるかわからないっていうのが一番困ると思うので、積極的にコミュニケーションを取ってください。

石渡前だったら社長の好きな言葉が「根性」だったので、根性を押し付けられるって事があったと思うんですけども……。

(石渡の背後にいる木戸岡社長を見ながら)後ろ後ろ(笑)。

石渡(笑)。アークに限らずどこでもそうだと思うんですが、精神的健康を保つ、日常でもストレスを貯めないようにするみたいなことができれば、基本楽しい現場です。
もし「楽しい現場なのに楽しめない」ということが起こったら「どうすれば楽しく前向きになれるのか」、「どうすれば問題の解決ができるのか」というように前向きに捉えてもらえるといいなと思います。

安部アークシステムワークスは結構何でも自分たちでやるようなスピリットです。
例えばゲーム開発に直接繋がる企画の立案だけではなく、それ以外にもトラックを運転したりとか、お客さんの列を並べたりとか割と色んな事をやります。でも実は全部イベントでお客さんに喜んでもらうことに繋がっているので、そこを想像しながら楽しんで欲しいと思います。

Q そんなアークシステムワークスの社長を一言で表すと?

じゃあ俺から行こうかな。組長。

石渡でもモリモリはよくパパとか、おやじって言ってたよね。

半分血が繋がってそうな会社なので、盃もらったらなかなかやめられない。

一同そんなことはない(笑)。

石渡俺もそんな感じで会社のパパって感じかな。

「お父さん」じゃないんですよ、「親父ィィィ!!」っていうイメージです。

安部でも凄い人ですよね。5人ぐらいの規模だった会社が、今では国外にも支社を作ってこれだけ大きい会社にした方ですから。

Q 最後に、アークシステムワークスあるいはゲーム業界に入ろうと考えている学生さんに向けて一言お願いします。

絶対自分はやれるって信じ込むこと。ものづくりをしているといろんな人からいろんな意見をぶつけられます。その中でも心がへし折れてしまわないように。
社内で言われたことで心がへし折れていたら世に出て浴びせられる言葉は耐えられないから(笑)。

石渡会社ってもう一つの家族って言う感覚が強くて、一蓮托生で自分たちの人生かけて仕事をしています。
(内定者に向かって)例えば今から転職を考えている人っていますか?(笑)

おい!(笑)

石渡ハハハ(笑)。
考えてないと言う事は「ここで稼ぐ」「ここで飯を食う」ということになるんです。
つまりみんなの生活がかかっている空間なのである種の家族なんじゃないかなって思っています。
そして、僕らがうまくそういう空間を作って行けたらいいなと思っています。

安部仕事のモチベーションを保つにはどうすればいいのかなって思うことが時々あります。
例えば、効率化の方法であったり感動することであったりを仕事に取り込むと誰かが褒めてくれたりとか、自己肯定感とか生まれてきます。
そういうのが継続されると自分自身が洗練されると思います。ぜひ「1つ上をいけるような仕事」をがんばってください。

時々でいいんで「やっべ自分天才!」って思うようにしてください!

石渡自分天才と思えるやつってそういう素質があるんだよ(笑)できてなくても思うから(笑)。

一同(笑)。

ハハハ(笑)。いやでも「蛇翼崩天刃(じゃよくほうてんじん)」って思いついた時
「やっべ俺天才!」って思ったもん!

「蛇翼崩天刃」:「BLAZBLUE」シリーズの人気キャラクター「ハザマ」の必殺技

石渡だからそれは素質があるの(笑)。

まぁポジティブにやっていこうよってことだよね!
人を楽しませるんだから自分たちも楽しもうよ!っていう。

木戸岡想像力が必要なので、仕事って辛いこともあるんですけれど、その中で楽しいことを想像しながら来年や再来年の自分を考えてやっていくことが重要です。
今自分がやっていることだけに集中すると辛くなっちゃうので先を見て仕事しましょう。

皆様、ありがとうございました!

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