悪夢の死神列車

キャラクターデザイナー フカヒレ

発売記念イラスト

はじめまして、今回キャラクターデザインを担当させていただきました、
イラストレーターのフカヒレです。

『脱出アドベンチャー 悪夢の死神列車』配信開始おめでとうございます。
脱出ゲームというジャンルは普段からよくiPhoneアプリで遊んでいて大好きだったので、
今回のお仕事の話をいただいた時はとても嬉しくて、
キャラクター達も楽しみながら描かせていただきました。
トキノちゃんたちがゲームの中でどんな風に喋って動いてくれるのか今からわくわくしています。

それでは前作シリーズの壱先生を倣って、
キャラクターデザインのラフをご紹介したいと思います。

ヒロイントキノちゃんのラフです。
最初はこのようなもうちょっと気が強そうな顔を描いていたのですが、
少し引っ込み思案なキャラということで、基本の表情では眉毛が下がり気味になりました。

トキノラフ

トキノラフ

髪型のパターンを作ってみて、最終的にストレートロングヘアに決まりました。
正統派ヒロインなイメージになりましたね!
ボブカットフェチな私としては真ん中も捨てがたいのですが…!
服装は前作シリーズの制服の夏服バージョンなのですが、
黒×チェックの半袖セーラー服はちょっと変わっていて可愛いですね。

キョウラフ

ソウタラフ

キョウとソウタのラフです。
男の子をかっこよく!とご指示をいただいたので、
少女漫画に出てくるような男の子をイメージして描いていました。
キョウは制服を不良風に着崩していて、ソウタは指定通りピシっと着ているイメージです。
目つきやポーズなどでも、2人の男の子キャラのイメージを描き分けるように気をつけています。

どちらもほぼすんなりイメージは決まったのですが、
キョウは着崩し、ソウタは髪型のパターンを作っています。
ソウタはキョウと差別化をということで、デコキャラになりました(笑)

キャラデザラフ、ご覧いただきありがとうございました。

前作シリーズもこのお仕事の後でプレイしたのですが
謎解きももちろんなのですがキャラクターの掛け合いがとても面白いですね。
私は彦道くんがお気に入りです!
私が描いたキャラクター達も、ユーザーの皆さまに気に入って頂ければとても嬉しいです。
チャンスがあればまたトキノちゃん達を活躍させてあげられたらいいですね…!

フカヒレ

INTENSE ディレクター 福田

本作からはメインディレクターを退き、
シリーズディレクターとして、本シリーズの方向性や行く末をまとめている福田です。
メインディレクターには、これまでアシスタントディレクターとして
ギミックや細かい演出などを任せてきた岩田が就きますので、
これまで同様に遊んでいただけると思います。

前作「魔女の住む館」から1年・・・。大変お待たせしました。
シリーズ第3弾がようやく配信できました。
我々スタッフも遊んでいたわけではありません!
この「悪夢の死神列車」は予想を超える難産だったのです。
魔女の住む館を作り終えてからすぐに着手して、
今年2013年1月には舞台を「死神列車」で、という所まで決まっていました。
そこからが長かった・・・。 シナリオ担当のクオリアさんと打ち合わせを重ね、
プロットを何度も書き直し、
途中監獄惑星(注:『星霜のアマゾネス』の舞台)に迷い込んだりもしましたが、
何とか脱出して、気づけば12月です。まさに悪夢のような1年でした(笑)。

列車背景

ということで、この「悪夢の死神列車」もキャラクターたちは変わりましたが、
今までのシリーズの「正式」な続編です。
若留たちが出てこないからといって外伝的な扱いではなく、
シリーズの重要なピースを埋める役割になっています。
もちろん前作を未プレイでも楽しめるようには作っていますが、
シリーズを通して遊んでいただけると、より楽しめると思います!

若留たちの物語を期待していたみなさん。次回作で!?

INTENSE シリーズディレクター 福田 尚己

INTENSE ディレクター 岩田

今作からディレクターを務めさせていただきました、インテンスの岩田です。

この『脱出アドベンチャーシリーズ』も三作目ということですので、
ユーザの皆様を飽きさせないように「今までとはちょっと違った雰囲気で!」を
コンセプトに『悪夢の死神列車』を制作させていただきました。

その一助となっているのは何と言ってもキャラ+イラストの変更ですよね。
フカヒレ氏の非常に繊細なタッチで描かれた、雰囲気のあるキャラクターたちと、
本作における、つかみ所のない幻想的・白昼夢的な部分とがマッチして
『新たな色』を生み出せたのかな、と思っています。
そして、謎の主人公「トキノ」。なぜ彼女が「死神列車」に囚われてしまったのか?
また、前作の主人公「時野若留」との関係は?
この辺りの謎も、今作を最後までプレイしていただければ解っていただけるかと思いますので、
なにとぞなにとぞ。(宣伝)

日記発見

システム面では「町探索」に代わって「日記探索」が加わりました。
シナリオに絡めつつアドベンチャー要素を散りばめながらも
脱出ゲームっぽくするにはコレだ!と至った経緯があるので、個人的にはイチオシのパートです。
かなり挑戦的に導入をしたモノですが、
色々と要素を詰めてありますので楽しんでいただけたら幸いです。
(さらなる進化を遂げさせたいと思っておりますので、
ご意見等あればアンケートに書いてくださると嬉しいです)

あと一つだけ隠し要素のヒントを。
日記の全ページを通して読みたいという方は、
本当に最後の最後のシーンで日記を開いてみてください。そこには実は……?
発見されなくてもいいかな、と思いつつ入れたのですが
本当に発見されないとそれはそれで悲しいのでネタばらししてしまいます。

最後に。
がらりと雰囲気を変えて、色々と挑戦させていただいた今作。
どんな反響をいただけるか期待と不安でいっぱいですが、
皆様に楽しんでいただけたなら、それより嬉しいことはございません。

INTENSE ディレクター 岩田 巳義

シナリオライター 下村

はじめての方も、そうでない方も、こんにちは。
『悪夢の死神列車』のシナリオを担当させていただいた、下村健と申します。

前作『魔女の住む館』から、約一年――
まずは脱出アドベンチャーシリーズの最新作を
皆さんに無事にお届け出来たこと、素直に嬉しく思います。

さて、第3弾である今作ですが
『旧校舎の少女』から遊んでいただいてるプレイヤーさんは
いきなり「あれ?」と思うのではないでしょうか。

クロノテクト

そうです。
本作の主人公の名は“トキノ”
左腕に装着しているのも、工具入りの時計“クロノテクト”
なのに髪は長く、絵も変わっている?

彼女は、時野若留(ときの・わかる)なのでしょうか。
パートナーであった鍛冶野彦道と須佐見秀ノ介は、どこへ?
キョウとは? ソウタとは? 誰彼高校とは?
そして、作中に見え隠れする“陰”は、今回も?

気になること。おかしいと思うこと。
それらを頭の片隅に置きながら、いろいろ考えながら、
トキノたちとともに謎に立ち向かっていってもらえると、嬉しいです。

どうか“悪夢”に囚われず、
またお会いできることを祈って。

無数の虚構の中にある、一握りの真実。
そこに辿りつけるかどうかは――“あなた”次第です。

ゲームシナリオライター集団Qualia代表
下村 健

シナリオライター 世俵

『旧校舎の少女』『魔女の住む館』に続き、
『悪夢の死神列車』でもメインライターを担当させて頂きました、世俵です。
このシリーズは、とにかくプロットに時間をかけるのですが、
今回もかなり苦戦しながら、楽しくやらせていただきました。

本作の特筆すべきポイントは、ズバリ二重構造。
プレイヤーの皆さんはトキノとともに“夢”と“現実”を行き来しながら、
何者かが残した“日記”を頼りに、謎に迫っていくことになります。
新しい仲間が登場するのも、今回の特徴。

3人

キョウ・ソウタの二人は前作までの彦道・秀ノ介に近いですが、
また違った魅力を持つ人物たちにしています。
プレイヤーのみなさんが好きになってくれるようなキャラになれば。
そんな願いをこめて彼らの物語を紡ぎました。

舞台も、大継町から織紙町に移り、高校も逢魔学園ではない。
そこで描かれるものとは?

死に誘う列車から脱出できた時にまた、お会いしましょう。

ゲームシナリオライター集団Qualia
世俵 まこと

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